2019/03/16 21:45

雲南省は、チベットに隣接し、中国の南西部に位置する少数民族の集落が多く存在する地域である。

⬇ 世界の茶の発祥の地、雲南省の景谷茶園です。先住民族が1300年前からここに移り住み、原生林に棲息した野生茶樹を発見、薬草として利用され、栽培し始めました。栽培型の古茶樹は何世代にも渡り集中的に植えられ、今日まで発展してきました。 

世界で唯一古茶樹が生息する海抜1200〜2000メートルの原始林は、峡谷の斜面に広がり、樹齢500年以上、高さ5~6メートルの古茶樹は今尚現役で、至る所に見かけられます。雲南省の喬木茶樹は「雲南大葉種」と呼ばれ、茶葉は肉厚で芳醇な香りが特徴です。

2012年9月9日に、世界農業遺産(GIAHS)に認定され、名実ともに不動の地位を確立しました。

この地域の村民たちは、今も半自給自足なライフスタイルを維持しており、人と自然がバランスよく共に生きる生態系には隔世の感があり、まさに「桃源郷」と呼ぶにふさわしい場所です。

自然環境が大切に保護され、古茶樹の寿命に響かないよう余計なものを一切使わず、最も自然な状態で成長させ、古来の伝統製法を守り続けています。

「モンド・キャニオン」は、この地域で代々受け継がれた高い製茶技術に惹かれ、時間をかけ、茶園との信頼関係を築くことができました。