2019/03/17 09:53

はじめに、「モンド・キャニオン」のメイン商品である「ゴールデン・チップス」について簡単にご紹介します。
ティーの等級や、分類を説明する際、「チップ」という言葉がよく使われます。チップとは、茶樹の先端部分の未だ開いていない新芽のことを指します。
チップの表面には、細かな白い産毛(うぶげ)が生えており、茶葉の成長にしたがい、産毛は落ちてしまいます。産毛は、茶葉の若さの証です。

ゴールデン・チップスの製造工程ですが、芯芽を一つ一つ丁寧に手摘みをして、自然乾燥させた後、数日に渡り発酵した紅茶液をかけ、繰り返し着色し、乾燥させます。
この丹念な工程により、芯芽が金色に輝くゴールデン・チップスに生まれ変わります。

ゴールデンチップのみの茶葉が入手困難のため、紅茶茶葉とミックスされた商品が主流になっており、ゴールデンチップの割合が多いほど高級品になります。
ごく少量しか収穫されない芯芽の成長力を貴んで、アラブの上流階級では、大変珍重されています。

初めてゴールデン・チップスに出会い、茶液を口に含んだ時は、その滑らかさに感動し、甘い馥郁で優しい余韻に包み込まれ、嗅覚・味覚共に満足感に溢れました。

その後も飲み続けたいと思い、色々探したのですが、国内では高価で、入手困難である事が判明しました。
きっと同じような思いをされた方もいるのではと思い、自ら茶園を探し、安心して飲み続けられるブランドを目指して商品化に踏み切りました。